『FANTASTICA MANIA』シリーズが開幕となりました。
東京ドーム大会から『NEW BIGINING』シリーズまでの間に行われる、毎年恒例の"ルチャの祭典"。メキシコCMLLから今年は21名のルチャドールが参戦し、約10日にわたって新日本のレスラーを交えながらの試合が展開されます。
内藤選手とKENTA選手のW選手権など新日本のストーリーも気になるところではありますが、年に一度のこの機会。新日本のプロレスとはまた一味違ったメキシコのプロレスを楽しみましょう。
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気軽に観れていい感じ
正直な話、東京ドーム大会からイッテンロク大田区大会は内容が濃すぎて観ているだけでもかなり消耗しました。かなり楽しかったんですが、集中してずっと観ている分、息をつく暇もないというか。
それに比べて『FANTASTICA MANIA』は試合数も少なめで、新日本のストーリーの本筋に関わらない選手が多く出場するので、肩の力を抜いて楽しめるので良い感じです。
また、CMLLと言えば多くの選手が若手時代に修行した団体。
そんな団体とのコラボ興行であるこのシリーズは、新日本レスラー達のルーツに触れられる機会でもあります。
去年はYOH選手とSHO選手がメキシコ遠征時代のリングネーム『風神』『雷神』としてリングに上がり話題になりました。
ちなみに、今年も参戦しているティタン選手。
CMLLで去年開催されたコンクルソ(ボディビル大会)の優勝選手でもあります。
新日本のコンクルソで優勝したSHO選手との対戦があっても面白かったんじゃないかと思いますが、残念、SHO選手は今シリーズに参戦しないようです。
それにティタン選手は2019年の『BEST OF THE SUPER Jr.』にも出場しており、すでにお馴染みの選手となりつつあります。ティタン選手のように、このシリーズがきっかけでスポット参戦するようになる選手も多いため、今のうちに推しの選手がいると今後の楽しみが増えるかもしれません。
CMLLの選手はどなたもが個性的で戦い方も華やかなので、すぐに推しが見つかると思います。
ちなみに当ブログの推しは…
重力無視で戦うカリスティコ
10日のメインイベントで登場したカリスティコ選手(白マスク)。
NWA世界ヒストリックミドル級の現チャンピオンです。
この選手にひたすら目を奪われました。
リング外に向かって飛ぶ『トペ・スイシーダ』、コーナー上からリング外の相手に体をあびせる『プランチャ』。そのどれも「この選手だけかかってる重力が小さいんじゃないか」と思う程、ふわっと飛ぶんです。
特にトペは、ロープをくぐる時に腕を使ってありえない程の推進力を発揮していました。
『FANTASTICA MANIA』最終日のメインでは、自身の持つベルトをかけてカベルナリオ選手(右下の斜めボーダーのペイントをした選手)と一騎打ちを行うカリスティコ。
最終日まで楽しみが出来ました。
カリスティコを中心にルチャドールの華麗な戦いを堪能したいと思います。
ではまた!