2020年1月20日、後楽園大会。
10回目となった『FANTASTICA MANIA』シリーズも早いもので最終日を迎えました。
毎年多くのルチャドールとの出会いがある"ルチャの祭典"。
今年、強烈な個性を発揮して一気にファンの心を掴んだルチャドールがいました。
今後も「何か」起こしてくれそうなこの選手についてまとめておこうと思います。
"みんなのハニー" ドゥルセ・ガルデニア選手です。
ドゥルセ・ガルデニアという"乙女"
ドゥルセ・ガルデニア選手。
キャリアは6年程で2019年6月にアレナ・メヒコでデビュー。
師匠は"親分"ウルティモ・ゲレーロ選手で、去年はメキシコ遠征中のカワトサン(川人拓来)選手と抗争を繰り広げ、元旦には負けた方が髪を切る「カベジェラ戦」でカワトサンを下しています。
甘いマスクに、乙女的な動きが特徴の選手です。
ダンスを踊ったり・・・
積極的にベソ攻撃(キス)を狙いに行ったりします。
最終的に、シリーズ不参加であったSANADA選手以外の、ロスインゴ全員のくちびるをコンプリートしたガルデニア選手。制御不能な男たちが慌てふためく様子は新鮮で面白かったですね。
そんなコミカルな動きが目立つ"彼女"ですが、その動作の中にはしっかり骨太な技術が垣間みえて、ずっと目が離せない選手でした。
あの熱いキッスは忘れない
『FANTASTICA MANIA』最終日。
ロスインゴの中で最後にガルデニア選手にくちびるを奪われたのは鷹木信悟選手でした。
10秒を超える濃厚なキス。
リングの上であんなものを見る羽目になるとは思ってもみませんでした。
公式から短い動画や画像もツイートされ、そのガルデニア選手との濃密な時間を世界中に拡散されてしまった鷹木選手ですが、
ガルデニア選手と初対面した1月16日のバックステージコメントにて。
これはもう完全に誘ってますね。
しっかりと伏線を回収した形となった鷹木選手。
この限定されたシリーズの中でも対戦相手との関係性を見せてくれる鷹木選手はさすがです。
そして、このシリーズ中には実現できませんでしたが、ガルデニア選手から鷹木選手へ「カベジェラ戦」へのお誘いもありました。
この2人の関係は、今後も発展する可能性を残しています。
すべては後藤洋央紀のせい
ジャイアンとはまさにこのこと。
ガルデニア選手の対角線に立ち続けること3日目。
鷹木選手は唐突に、何の脈絡もなく、ガルデニア選手に翻弄され続ける日々について、後藤洋央紀選手の陰謀論を唱え始めました。
無茶振りにも乗ってくれる後藤選手。王者の余裕。
それにしても「後藤ワールド」とは・・・詳しく聞きたい。
『FANTASTICA MANIA』最終日。
ガルデニア選手からくちびるを奪われた鷹木選手は、せっかくの「カベジェラ戦」のお誘いを後藤選手に全部押し付けようとします。
これに対しては正論で返す後藤選手。
鷹木選手は、再びガルデニア選手と戦うことにより再びくちびるを奪われる危険性を、どうしても回避したいのでしょうか。
無茶振りが過ぎますが・・・
しかし、NEVER無差別級の戦いがなんとも面白い方向に作用してきました。
2.1札幌大会まで、あと10日。
鷹木選手と後藤選手の間にどんな戦い・論戦が繰り広げられるのか。
Twitterも含めて引き続き目が話せません。
最後に
ルチャドールに対する敬意に満ちた『FANTASTICA MANIA』大会は、カリスティコ選手とカベルナリオ選手の一騎討ちの後、全員での写真撮影と言うハッピーなエンディングで幕を閉じました。
シリーズを通して観戦し、ようやく大体のルチャドールの名前と顔(マスク?)を覚えてきたところでの終幕。ちょっと寂しさも覚えます。
また来年と言いますが、1年経つと記憶が薄くなってしまう部分もあるので、少しずつでも新日本に参戦するルチャドールが増えると嬉しいですね。
ガルデニア選手には是非とも鷹木選手との「カベジュラ戦」を!
"乙女"の願いが叶うことを祈っています。
ではまた!