KENTAが二冠獲った後のプランが興味深い

KENTAが二冠獲った後のプランが興味深い
2020年2月3日
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“何かが起こる”冬の札幌2連戦が終わりました。

鷹木信悟選手がNEVER無差別級王座を初戴冠、ザック・セイバーJr.選手とウィル・オスプレイ選手のベストバウト級のタイトルマッチ、オカダ・カズチカ選手とタイチ選手の12年越しの壮絶なシングルマッチ。そして夏の北海道ツアーの発表とオカダ選手の「気になる人はアントニオ猪木」発言。

かなり充実した内容の2日間。正直書きたいことは山程あるのですが、今回は、バックステージでのKENTA選手と内藤哲也選手との問答について書いていこうと思います。

KENTA選手が明かした二冠王になった後のプランについて。

KENTAに問われる”この先のプラン”

2.1札幌大会。

2.9大阪城でのタイトルマッチに向けた前哨戦を終え、バックステージに現れた”二冠王”内藤選手。挑戦者のKENTA選手に対し、”この先のプラン”を問いかけました。

内藤「そろそろさぁ、彼のプランを皆様に披露したらいいんじゃないの?まさかプランが何もないなんてことはないでしょ?口の、しゃべることが上手なKENTA選手なら、この団体での、この先のプラン、あるんだろ?その話をぜひ聞いてみたいものだねぇ・・・。」

出典:新日本プロレスリング

これに対してさすがKENTA選手。翌日の2.2札幌大会にて、

KENTA「『(ベルトを)獲った後のプランを言え』って、あいつは・・・。それ、全然考えてない。だから・・・そんなシステムあった?”私、次にチャンピオンになったらこれこれこうします”みたいな、そんな選挙みたいなの、なかったよね?」

出典;新日本プロレスリング

と毒づきながらもしっかり「考えてきた」とのことで、プランを語り始めます。

IWGPヘビー級王座

KENTA「”お前なんかIWGPに挑戦する資格ねぇから”みたいなのが、アホなツイッターで。あとは、”お前、ショッペェんだよ”って・・・”ショッパイ”っていうらしいよ、今どきのプロレスファンは。カッコいいよね。なんか通みたいな感じで。”お前みたいなショッパイやつがIWGPなんかに挑戦する権利ねぇよ”って言われた。だから俺は、IWGPは返上しようかな。それで(挑戦)資格のある、東京ドームでやったあの4人でずーっと回してればいいと思うよ。ずーっと、それでやってればいい。新しいものを拒んで、新しい刺激を入れないで、先にどういうものが残るのか。」

出典:新日本プロレスリング

まさかの返上。
しかし、次の項でも述べますが、インターコンチは保持し続けるようです。つまり、IWGPヘビーだけを返上するということ。KENTA選手が二冠王となった時、もし本当にIWGPヘビーだけを返上したら。

IWGPヘビーは”二冠王”に巻いてもらえなかったベルトということになります。そんなベルト、誰が欲しいでしょうか。”最強”のベルトの価値は失墜します。

ただ、話の流れから考えるとこれは本意ではなく、新日本プロレスに対する”問題提起”の意味合いが強いように思えます。

「東京ドームでやったあの4人でずーっと回してればいい」

あの4人とは内藤選手、オカダ選手、ジェイ選手、飯伏選手ですね。

IWGPヘビー級は新日本プロレスにおいて”最強”を示すベルトです。G1覇者やNEW JAPAN CUP覇者など挑戦のハードルが高く設定されていることに加え、その名の通りベルトを保持する選手も”最強”の名にふさわしい選手ですから、そうそうベルトは移動しない訳です。”最強”の価値を持つベルトですから、そのあり方も間違ってはいません。誰もが目指すべき”最強”のベルトはそうでなくてはいけません。

しかし、果たして会社もファンも誰もが認める選手しかそのベルトを巻けないのか。巻くことは許されないのか。そもそも挑戦も許されないのか。となるとさすがにNOです。そういう意味で閉じられたベルトならば、あまりにも夢のない、魅力のないベルトになってしまいます。はたしてそれが新日本プロレスのためになるのか。

「新しいものを拒んで、新しい刺激を入れないで」変化を認めないまま進む先に未来はありません。

KENTA選手が実際に”二冠王”になった時、IWGPヘビーについてどう語るのか。

それもまた、見てみたい気がしてしまいました。

IWGPインターコンチネンタル王座

KENTA「で、インターコンチ?ベルトをBULLET CLUB仕様にして、あとはなんだろ?オレは去年、ここに入ってきて一番感じるのは地方、地方が元気ないな。街が死んでるよ。だからオレは、活性化したい。だからインターコンチは、地方で防衛戦やりたいな。どうだろ?それで、どんどん地方に発信していけたらいいじゃない。それと、オレは、ずっと防衛しながら、あいつの帰りを待とうかな。いつか交わる時まで。」

出典:新日本プロレスリング

まず、BULLET CLUB仕様にすること。これは正直、素晴らしい案だと思いました。

インターコンチは”最高”のベルトなんだと飯伏選手は語りましたが、IWGPヘビー級と一緒に”二冠”として扱われている現状、内藤選手が”二冠王”になるための通行手形として扱われているイメージがあります。

そこでKENTA選手のBULLET CLUB仕様にする案。
インターコンチは白のベルトです。「巻く王者に合わせてその”色”を変えていくベルト」という方向性は、他のベルトと差別化できて面白いかもしれません。そしてもし、白いベルトがBULLET CLUB仕様に真っ黒に染まってしまったら、”白”のインターコンチを大事にする飯伏選手なんかが黙っちゃいないでしょう。インターコンチを救い出す、という分かりやすいストーリーも生まれていい感じです。

次に、地方の活性化。

筆者は福岡市住まいなので、ありがたいことに5月のどんたくシリーズでIWGPヘビー級などのタイトルマッチを地元で見ることができています。しかし、年間通してタイトルマッチが行われない県ももちろんあるでしょうし、そもそも新日本プロレスが興行を行わない県もたくさんあります。そんな地方にとって、タイトルマッチが間近で観戦できるというのは、ただただ嬉しい提案です。

最後に、「あいつの帰りを待つ」発言。

インターコンチで、”あいつ”と言えば、ですよ。

私はこの方がまず浮かびました。

現在WWEで活躍中の中邑真輔選手。
「IWGPインターコンチネンタルと言えば中邑真輔」と言うほど、インターコンチに縁の深い選手です。飯伏選手がインターコンチを”最高”のベルトと言う理由もこの方の存在が大きいようです。

しかし、中邑選手はWWEと2022年まで契約を更新した様子。なので、新日本のリングで中邑選手の姿が見られるのは、もしあったとしてもまだまだ先の話でしょう。とは言っても、もし中邑選手のことを言っているのであれば、それはそれでかなり妄想が膨らみます。

そしてもうひとり、可能性がありそうなのがこの方。おそらくこの方でしょうね。

新日本プロレスにKENTA選手を連れてきた盟友、柴田勝頼選手。

現在怪我で欠場中ながらも、柴田選手を裏切る形でBULLET CLUBに加わったKENTA選手とは大きな遺恨を残したままです。

このメッセージが、欠場中の盟友に対する激励の言葉である可能性。自分を裏切った盟友が、白のベルトをBULLET CLUB色に染めて立ち塞がる。これほど熱い展開はありません。

内藤哲也のプランが聞きたい

ここまで書いてきて、KENTA選手が二冠王になるのも面白いんじゃないかと思えてきました。

しかし、そうなると気になってくるのが内藤選手の”この先のプラン”です。

以前内藤選手は、二冠戴冠後の会見にて以下のように語っています。

内藤「大阪城に関しては会社に丸投げしたのでダブルタイトルマッチで構わないですけど、伝説がこんな簡単に、誰でも挑戦できる状況にするのは賛成じゃない。個人的には、挑戦者がどちらか選んでやればいいんじゃないですか。例えばシリーズ開幕戦でインターコンチネンタル王座をかけて、最終戦でIWGPヘビー級王座をかけてやる。最初から最後までオレのシリーズですよ。伝説を作ったんだから、それぐらいやらせてもらってもいいでしょう」

出典:新日本プロレスリング

正直、KENTA選手が語ったプランと比べると内容が薄いです。タイトルマッチを分ける、それだけしか分かりません。KENTA選手にプランを求めたのですから、現王者からも改めてプランを聞いてみたいものです。

さて、KENTA選手が提示したプランは内藤選手もチェックしていることでしょう。これを受けて内藤選手がどんな発言をするのか。2.4後楽園大会のバックステージコメントが楽しみです。

ではまた!