『NEW JAPAN CUP 2020』のトーナメント表が発表されました。
1回戦からオカダ・カズチカ選手vs.ジェイ・ホワイト選手をはじめとした目玉カードが並びますが、探す選手の名前が見当たらない…
タイトル通り、ヤングライオンの辻陽太選手です。
2020年は『NEW JAPAN CUP』への出場を目標としてアピールを続けてきた辻選手。しかし、発表されたトーナメント表に彼の名前はありませんでした。
しかし、出場出来なかったと諦めるのはまだ早い!
出場出来なくてもやれることはあるし、まだ出場の可能性もないわけではないのです!
ということで今回は、辻陽太選手応援企画として辻選手の『NEW JAPAN CUP』についてまとめていこうと思います。
辻陽太、2020年の目標
辻選手は1.6『NEW YEAR DASH!!』で2020年の目標として3つ掲げました。
- LA道場ヤングライオン(カール・クラーク・アレックス)からの勝利
- 『NEW JAPAN CUP』出場
- 『WORLD TAG LEAGUE』に棚橋弘至のパートナーとして出場
『NEW JAPAN CUP』出場については、特に2月に入ってからは積極的にアピールを続けてきました。2.22『中西学引退記念大会』では対戦相手に真壁刀義選手を指名。
辻「俺の今年の目標の1つ『NEW JAPAN CUP』に出場すること。まだどうなるかわからない。でも俺はまずそこを1つの目標として今年、闘い始めた。そしてもう1つわがままを言わせてもらう。『NEW JAPAN CUP』に出場してその1回戦の対戦相手は真壁刀義! あなただ。あなたにこの声が届くことを願っている」
新日本プロレスリング
去年の年末から「新日本の魂を教わりたい」として真壁選手の名前を挙げていた辻選手。『NEW JAPAN CUP』での対戦が実現すれば、というところでしたが、今回は叶わず。次へ持ち越しとなりました。
ヘビー級の厳しさ
辻選手も1.25茨城大会のコメントで言っていましたが、2019年はどちらかと言うと同期の上村選手の方が活躍のチャンスを掴んだ印象です。YL杯では野毛道場勢で唯一クラーク・コナーズ選手から勝利。そして『ジュニアタッグリーグ』への出場を果たしました。
そんな上村選手を間近で見ていた辻選手。
なんとか『NEW JAPAN CUP』に出場して巻き返しを図りたかったことでしょう。
僕もそれを望んでいたので、エントリーされなかったのが悔しかった。
辻選手にも公式戦で先輩レスラーと戦う経験を積んで欲しかった。
…ただ、トーナメント表を眺めていて、今回は確かに難しかったかなとも思いました。
まず、ヘビー級の選手の数が充実し過ぎていること。ほぼ"常勤"のプロレスラーだけで32名のトーナメント戦が組めてしまう充実ぶり。参戦の多くないコルト・カバナ選手やジェフ・コブ選手、マイキー・ニコルス選手も新日本プロレスでは馴染みの強い選手です。
辻選手と同じくヤングライオンである選手もカール・フレドリックス選手とアレックス・コグリン選手の出場もありますが、辻選手はどちらにも勝利を収めることが出来ていません。
それに、本間朋晃選手も出場出来ていないと言う状況。
となれば、この中に入っていくことは現時点では厳しかった、と言う判断でしょう。
正直なところ、もう少しリング上でのアピールを派手に行えていればと思うところもあります。2.19『タイガー服部レフェリー引退記念大会』の6人タッグマッチで、真壁選手をボディスラムで叩きつけるのが上村選手ではなく辻選手だったら少し違っていたのかな、とも。
ですが、決まったことは決まったこと。ここから何を生み出せるかが重要です。
それに、エントリーされなかったとしてチャンスがないという訳ではありません。
そう思う理由はこれです。
トーナメント戦の性質上、後半の対戦カードが決まっていない。これを利用して挽回です!
チャンスは必ずどこかにある
3.4後楽園ホール大会から3.21長岡大会までの長丁場になる『NEW JAPAN CUP 2020』。
公式戦"以外"では、前半こそ公式戦の前哨戦の意味合いが強いカードが組まれます。しかし後半になるにつれて、敗退した選手たちが"次"に繋げるための試合へと意味合いが変化していきます。
ここに辻選手も入り込めないでしょうか。
1回戦が行われる大会以外のカードは、そのブロックの結果が出てから組まれることになります。
なので、カードが組まれる前に誰かと因縁を作ることが出来れば、特に公式戦の数が減る『NEW JAPAN CUP』後半において、シングルマッチが組まれる可能性も0ではありません。
試合内容とリング・バックステージでのアピールでシングルマッチを勝ち取る。それが出来れば『NEW JAPAN CUP』エントリー以上の"何か"が生まれる可能性だってあります。
それに『G1 CLIMAX』の話ではありますが、エントリーされなかったことで注目度がUPした選手もいます。
去年で言えば鈴木みのる選手。『G1 CLIMAX』にエントリーされなかったことを怒りに変え『G1 CLIMAX』最終戦でオカダ選手にIWGPヘビー級挑戦を突きつけました。一昨年はデビッド・フィンレー選手とトーア・ヘナーレ選手が独自に"Cブロック"を立ち上げ、注目を集めました。
チャンスはどこにでもあります。辻選手の奮闘に期待しつつ、注目して見守りたいと思います。
最後に
なんだかんだ書いてきましたが、
やっぱり『NEW JAPAN CUP 2020』で戦う辻選手が観たかったと言うのが一番です。
アクシデントを望む訳ではありませんが、去年の『Super Jr.』に成田選手が出場した時のように、なんらかの理由で出場が叶う可能性もあります。まだまだ諦めずにアピールを続けて言ってほしいです。
もうすぐデビューから丸2年を迎える辻選手。
肉体も大きくなり、技も鋭くなって、あとは爆発の時を待つのみ。
それがいつになるかは辻選手次第!応援しています!
ではまた!