3月3日。
新日本プロレス旗揚げ記念日興行を予定していたこの日、タイチ選手による『タイチ式旗揚げ記念日』興行が同日同時刻・同対戦カード(一部変更あり)で開催されました。
開催場所は、タイチ選手の個人YouTubeチャンネル『njpw taichi world』。
大方の予想通り、実在する選手を使用して本格プロレス対戦を楽しめるプレイステーション4のゲームソフト『FIRE PRO-WRESTLING WORLD(通称:ファイプロワールド)』を使用しての約2時間の興行。
どんなゲームかは先日まとめた記事にも書いているので省略させて頂いて、
早速、サプライズに満ちた『タイチ式旗揚げ記念日』を振り返りたいと思います。
贅沢過ぎる遊び
番組開始直後、最初に登場したのはまさかの尾崎リングアナ。
続いて『ファイプロワールド』総監督のともぞう監督が登場し、プレイヤーとして金丸義信選手、エル・デスペラード選手、DOUKI選手が参戦。
"非公式"のはずの『タイチ式旗揚げ記念日』ですが、リングアナ、ゲーム総監督、鈴木軍メンバーという公式顔負けの完璧過ぎる布陣となりました。
鈴木軍のみなさんの出演も嬉しかったですが、やっぱり一番のサプライズは尾崎リングアナ。
対戦カードの発表から選手入場時のコールまで尾崎リングアナが行うという贅沢過ぎる演出。
タイチ選手にしか出来ない遊び方に「羨ましい!」と思うと同時に、選手・リングアナ・ゲームの制作者まで巻き込んで、エンタメを届けるために動いてくれたタイチ選手には、いきなり頭が下がりまくり。
"愛を捨てた聖帝"、ハンパないです。
試合結果
さて、早速ここからは『タイチ式旗揚げ記念日』の試合結果をまとめていきます。
第一試合

タイチ選手が本間選手、ともぞう監督が真壁選手を操作して、自動操作のヤングライオンと闘った一戦。
生放送をするための機材によるラグ(操作してから画面に反映されるまでの時間差)が発生し、操作感がいつもと違う真壁本間組はヤングライオン相手に大苦戦。
結果、20分時間切れ引き分けとなりました。
この試合の見どころと言えば、何と言ってもヤングライオン2人のキャラメイク。

ゲームに元々入っている選手ではないので、タイチ選手がせっせと作ったキャラクターと思われます。
辻選手はともかく、上村選手、似過ぎでしょ。
第二試合

ゲイブリエル選手のキャラがないため、急遽、中西学復帰戦となった(?)第二試合。
タイガー選手参戦の予定が、真壁選手が鬱憤晴らしに連続参戦すると言う、早くもはちゃめちゃな展開に。
試合は、鈴木選手をDOUKI選手、金丸選手、デスペラード選手を本人が操作すると言う贅沢仕様。
この試合の見どころは、慣れないゲームに一生懸命になる金丸選手と、金丸選手にゲームの操作を教えるデスペラード選手。コメントでは金丸選手への声援がたくさん飛んでいました。
あと、DOUKI選手の可愛いTシャツ。
このTシャツを買うと『オーストラリア・コアラ基金』に売上の一部が寄付されるそうです。
で、試合結果ですが、これまた20分時間切れ引き分け。
第三試合

ゲームの仕様上8人までしか試合を行えないため、フィンレー選手とイーグルス選手は出場停止扱いとして8人タッグマッチで行われたこの試合。
これまでの二連続時間切れ引き分けを受けて、キャラクターの操作は全てコンピュータに任せ、タイチ選手たちはトイレタイム&フリートークタイム(ただの飲み会)状態に。
それでも入場コールは尾崎リングアナ。
選手の身長、体重、二つ名を"そら"で言えるのはさすがプロですね。
試合結果は、またしても20分時間切れ引き分け。実際に起こったらお客さんが不憫な展開。
第四試合

タイチ選手、DOUKI選手は本人、ザック選手はデスペラード選手が操作しての一戦。
この試合に登場のDOUKI選手もタイチ選手がキャラメイクしたと思われる選手。

こちらもなかなかの再現度!
試合は初めて決着が着きました。
19分42秒。田口選手が逆さ押さえ込みでタイチ選手からフォール勝ち。
カットに入ろうとしたDOUKI選手の攻撃が空を切り、そのまま3カウントとなりました。
田口選手から『月刊69』でイジられてしまいそうな、なんとも美味しい結果に。
セミファイナル

この試合は時間の関係か、キャラクターの操作はコンピュータに任せて8倍の試合スピードで行われました。
結果は、22分57秒でオスプレイ選手がストームブレイカーからの片エビ固めでEVIL選手から3カウント。
「EVILは負けてばっかりだな、ゲームも現実も」ってタイチ選手、そりゃないですよ。
メインイベント

幻となった夢のカードは、気を取り直しでしっかりと。
タイチ選手が内藤選手を操作し、ともぞう監督がヒロム選手を操作。
内藤選手らしい"焦らし"からスタートしたこの試合は、いつもの内藤選手のムーブなどを織り交ぜながら、なかなか見応えのある展開が続きました。
終盤はスターダストプレスや、TIME BOMB、互いの掟破り技を挟みつつ進み…
結果、33分38秒で内藤選手がデスティーノでヒロム選手から勝利。
互いの掟破り技なんかは、実際の試合でもし観られたらと思うとかなり熱い展開でした。
最後に
見事約2時間の"自主興行"を完遂したタイチ選手には、ファンとして感謝しかありません。
途中ぐだぐだになったこともありましたが、
それも含めてタイチ選手の「なんとかファンにエンタメを」という心意気が感じられて嬉しかったです。
↑見逃し配信もされているので、まだ観られていない方は少し覗いて頂いて是非高評価を!
タイチ選手、『タイチ式旗揚げ記念日』に参戦してくれた皆さん、グラシアス!
ではまた!