2021年5月20日。
新日本プロレスのスマホサイトでゲイブリエル・キッド選手の日記が更新されました。
ゲイブ選手の希望により今回が最終回になるとのことです。
タイトルは「ありがとう」。
新日本に来てからお世話になった先輩、仲間へのメッセージが流暢な日本語で綴られていました。
…あれ、ゲイブいなくなるの?
そう思って不安になったファンも多いと思います。僕もです。
理由あっての退団の可能性もなくはないのですが、
それはちょっと考えたくないので、ひとりのヤングライオンが
新たなレスラーとしての姿に生まれ変わる前に礼儀を通した、ということなのだと信じて
今後のゲイブ選手の動きを考えてみようと思います。
Contents
ゲイブリエル・キッドという選手
ゲイブリエル・キッド選手は2020年1月にヤングライオンとして新日マットデビューした選手です。
ヤングライオンと言っても10年のキャリアを持つ選手で、
その実力が遺憾無く発揮された試合といえば、
なんと言っても今年のNEW JAPAN CUPでのザック・セイバーJr.戦。
この試合を見て、ゲイブ選手のヤングライオンに収まらない実力に驚いたファンも多かったでしょう。
サブミッションの匠、ザック選手と同等以上に競り合うゲイブ選手の姿に
もう正直、この試合をもってヤングライオンを卒業と言ってもいいんじゃないかと思いました。
実は、新日本に参戦する前に「WCPWインターネット王座」をかけて闘っていたこの2人。
現AEWのCody選手から勝利してWCPWインターネット王者となったゲイブ選手が、ザック選手を迎え撃つ形です。
新日本に参戦する前から、もうすでにヤングライオンの域を超えているんですよね。
そんなゲイブ選手のことを引き続き応援していきたいので、
新日本に在籍し続けることを前提に今後を予想していきます。
今後予想される動き
ヤングライオンを卒業するとして、考えられる展開としては3つでしょうか。
- NJPW STRONGへの凱旋
- 「レボリューション・プロレスリング(RPW)」への凱旋(海外遠征)
- 新日のマットで卒業宣言
順番に見ていきましょう。
1. NJPW STRONGへの凱旋
LA道場が主戦場とする「NJPW STRONG」。
最近ではクラーク・コナーズ選手がヤングライオンを卒業。
「STRONG無差別級王座」というベルトが新設されたり、
TEAM FILTHY(チームフィルシー)という新ユニットが躍動したりと盛り上がりを見せている「NJPW STRONG」。
このリングにヤングライオンを卒業したゲイブ選手が姿を現す、というものです。
日記ではLA道場の仲間や柴田勝頼選手への感謝も述べられていましたし、
もし「NJPW STRONG」に参戦するなら、逆にLA道場に敵対する立場での参戦が面白いかもしれません。
日本のマットで1年間かけてその存在をアピールしてきたゲイブ選手と、
2019年の参戦で大きな衝撃を残したLA道場勢がぶつかるとなれば、
ライトなファンの「NJPW STRONG」視聴率も上がると思うのですがどうでしょうか?
2. 「レボリューション・プロレスリング(RPW)」への凱旋(海外遠征)
2つ目はRPWに凱旋するというもの。
もちろん海外遠征の一環として、です(また新日のマットでゲイブ選手が見たいので)。
ゲイブ選手はコロナ渦にあっても日本に留まり、レスラーとしての実力を磨いてきました。
そんなゲイブ選手も、さすがに一度故郷に戻ってもいいのかな、と。
ちょうどRPWは新日本との関わりも深いですし、
RPWへの凱旋+海外遠征というのも悪くないと思うのです。
現在海外遠征中の海野翔太選手もいますし、
2人して新日本に凱旋して新たなムーブメントを起こす、というのも面白そうです。
3. 新日のマットで卒業宣言
デビッド・フィンレー選手やトーア・ヘナーレ選手のパターンですね。
本隊に残るケースが多いですが、
上にも書いた通り、日記で「これまでのお礼」を伝えているので、
新しい姿として本隊に敵対するユニットに所属する方が自然な気がします。
そして問題のユニットですが、入るなら『UNITED EMPIRE』かな、と。
オスプレイ選手やオーカーン選手はイギリスに縁のある選手ですし、
ジェフ・コブ選手やアーロン・ヘナーレ選手は元々本隊にいた選手です。
今までの繋がりから見ても、選択肢に入ってもおかしくないかなと思います。
最後に
という訳で、
ゲイブ選手が新日に残る可能性を考えるキャンペーンでした。
この1年、ゲイブ選手は確実に実力を伸ばし、肉体も目に見えて変わってきました。
その姿を見てきたからこそ、これからも更に飛躍するゲイブ選手が見たいのです。
まぁ日記がちょっと意味深だっただけで、
特にリング上では何も影響はなく、普通にその姿を見せてくれるかもしれません。
それでもいいから、この不安が杞憂であることを願います。
ではまた。